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整形外科(スポーツ診療部門)のご紹介
中村先生は、スポーツによる様々な外傷・障害を主に担当しています。当院では、CT検査、MRI検査、スポーツ復帰に向けたリハビリテーション、関節鏡下手術が可能です。
トップアスリートからスポーツ愛好家の方まで、幅広く対応致します。
資格
・日本整形外科学会認定医
・日本体育協会公認スポーツドクター
経歴
平成14年 鹿児島大学医学部卒業
平成14年~19年 鹿児島大学整形外科関連病院
平成19年~23年 日本鋼管病院整形外科・スポーツ整形外科
平成23年~ 木村病院
スポーツに関連した主な疾患(肩関節)
a)投球障害肩
投球動作で肩が痛い、抜けそうになる、ひっかかる感じがある方はご相談下さい。
投球動作は下肢、体幹で蓄積したエネルギーを上肢からボールへ伝達する全身運動です。肩の症状があっても、実際に肩関節の中で異変が起きている場合と、肩関節自体は傷ついておらず、肩関節以外の部分が原因となっている場合があります。身体所見やMRI検査により原因をはっきりさせ、それに合わせた治療を行っていきます。
b)リトルリーグショルダー
腕の骨の成長線がボールの投げすぎにより傷んでしまうものです。小学校中~高学年頃に起きやすく、思い切りボールを投げると腕が痛いという方は注意が必要です。
治療の原則は投球中止となりますが、全身のコンディショニング不足が原因となっている場合が多いので、投球制限期間中にセルフコンディショニングの方法を指導します。
c)反復性肩関節脱臼
肩関節の脱臼後、不安定感が持続する方、スポーツ活動や日常生活に支障をきたしている方はご相談ください。関節を安定化させる靱帯が骨から剥がれている場合(図c-1)や、骨が削れている場合があります。精密検査にて判断します。手術が必要となる場合、当院では主に関節鏡視下手術を行います。
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(図c-1)MR関節造影検査 |
d)腱板断裂
転んで手を突いてから、肩や腕の痛みがとれない、痛みで夜間眼目が覚める、手を挙げたり物を取ろうとすると、肩や腕が痛くて力が抜ける、などの症状でお困りの 方はご相談ください。
「五十肩と思っていたら実は腱板(筋肉のスジ)が切れていた」ということもあります。痛みが長引くときは、診察、MRI検査、超音波検査(エコー)で、痛みの原因を明らかにすることが大切になります。 日常生活指導、リハビリテーションの指導を行い、手術が必要となる場合、当院では主に関節鏡視下手術を行います。
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(図d-1)正常な右肩MRI | (図d-2)右肩腱板断裂 |
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(写真左)修復前 腱板が全層性に断裂し、通常この角度からは見える事のない上腕骨頭(HH)や上腕二頭筋長頭腱(B)が見えています。 |
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(写真右)修復後 アンカーを挿入後強固に縫合しています。上腕骨頭は腱板で完全に被覆されました。 |
スポーツに関連した主な疾患(肘関節)
a)野球肘(内側の痛み)
投球動作により、肘の内側にある靭帯が損傷されることがあります。
ボールの投げ方、体の使い方が原因となる場合が多いため、リハビリにて指導を行います。
再発したり、慣性化すると手術治療が必要になることがあります。手術治療が必要な場合、当院では、長掌筋腱を使った再建術行います。また、投球でだんだん握力がなくなり、ボールが抜けてしまう感覚がある方もご相談ください。
b)野球肘(外側の痛み)
投球時、肘の外側には、圧迫と捻る力が加わります。成長期の未熟な骨に、繰り返しこの力がかかると、軟骨が傷んだり、剥がれてしまうことがあります。安静・リハビリ治療がメインとなりますが、軟骨の剥離がひどい場合には、手術治療が必要となることもあります。手術治療が必要となる場合、当院では、主に自家骨軟骨移植手術を行います。
c)肘頭疲労骨折・骨棘障害・肘頭骨端離開(肘後方の痛み)
ボールリリースやフォロースルー時の肘後方の痛みがある方は、ご相談ください。
安静による保存療法が原則となりますが、特にレベルの高い選手では、偽関節や遷延治療の問題から手術をしないと復帰が難しいこともあります。
スポーツに関連した主な疾患(膝関節)
前十字靱帯損傷
ジャンプ着地の際に、膝がガクッとなった、膝が腫れた、運動時や階段の下りで膝が抜けそうになる、そのような症状でお困りの方はご相談下さい。
前十字靱帯という太ももの骨とスネの骨をつないでいる靱帯が切れている可能性があります。診察とMRI検査で切れているかどうかを判断します。切れたままの状態で運動を続けますと、関節の遊びが大きいために、軟骨や半月板が壊れやすくなると言われています。
そのため今後もスポーツを続けたい方には、手術治療をお勧めすることが多くなります。
手術が必要となる場合、当院では主に半腱様筋腱という患者さん自身の筋肉を用いた再建術を行います。より解剖学的に元の状態に近い靱帯を関節鏡視下に再建するようにしています。
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正常な前十字靱帯(矢印) | 前十字靱帯損傷 |
スポーツに関連した主な疾患(足関節)
インピンジメント症候群
足関節内の組織が衝突、あるいは咬み込んで痛みや詰まり感が出ることがあります。精密検査を行い、骨の棘や関節ネズミと呼ばれる遊離体が原因となっている場合には手術にて摘出治療を行います。
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術前検査(3DCT) | 関節鏡視下に摘出 |
摘出後レントゲン |