社会医療法人社団至誠会 木村病院

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検診のご案内

経鼻内視鏡のご紹介

2005年11月より当院は直径わずか5.9mmの内視鏡を
導入致しました。

このスコープのメリットとして、従来通りに口から挿入する(経口内視鏡検査)だけではなく、鼻から挿入する(経鼻内視鏡検査)ことがあげられます。現在広く行われている経口内視鏡検査では、舌の奥にスコープが触れることにより吐き気が生じます。これに対して、経鼻内視鏡検査はスコープが舌に殆ど触れないため吐き気が生じにくくなっています。このため苦痛が少なく検査中でも楽に会話をすることができます。

経口法では不安や吐き気の反射が強い患者様に対してしばしば眠くなる注射が用いられます。ただしこの薬の効果はすぐには切れないので、検査後は1時間程度、病院内で休んで頂く必要があります。一方、経鼻内視鏡検査ではこの注射が必要ないため検査が終わりしだいその結果を聞いて帰宅することが可能です。

経鼻内視鏡検査はスコープを鼻から挿入するため、経口内視鏡検査と前処置が異なります。

上:経口用内視鏡 中:経鼻用内視鏡 下:鉛筆

当院では胃の泡を消す薬を飲んでもらった後に、両側の鼻の奥に血管収縮剤をスプレーします。これにより鼻の奥を広げ、鼻血を抑えることができます。その後、鼻の麻酔液を同様にスプレーし、胃腸の痙攣を抑える薬を筋肉注射して検査を開始します。検査時間は7-8分程度で、食道、胃、十二指腸を観察します。喉へ直接の麻酔は行わないため、検査後は経口法より早めに食事摂取が可能となります。

経鼻内視鏡検査はまだ新しい検査方法ですが患者様の苦痛が少ない検査であるため、受けることができる施設が少しずつ増えてきています。

鼻から入れることに対する戸惑いもあるかと思いますが、これまでとは違った楽な内視鏡検査を体験されてみてはいかがでしょうか。